Windows BranchCache
BranchCache 管理パックは、BranchCache サービスの可用性、および帯域幅使用と帯域幅節約を監視します。
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ユーザーがブランチ オフィスの場所からセントラル オフィスにあるコンテンツにアクセスする場合、Windows BranchCache によってワイド エリア ネットワーク (WAN) の使用率を減らし、ネットワーク アプリケーションの応答性を向上させることができます。 BranchCache を有効にすると、Web サーバーもしくはファイル サーバーから取得したコンテンツのコピーがブランチ オフィス内にキャッシュされます。 ブランチ内の他のクライアントが同じコンテンツを要求する際、そのクライアントはローカル ブランチ ネットワークからそのコンテンツを直接ダウンロードできるため、WAN を使用して取得する必要はありません。 この管理パックには、BranchCache クライアント、ホスト型キャッシュ サーバー、IIS を実行するサーバー上のコンテンツ サーバー側のハッシュ、およびファイル サーバーを監視するための、モニターおよびタスクの定義が含まれます。 この管理パックでは、帯域幅使用および帯域幅節約のレポートを生成するテンプレートも提供します。
機能の概要
BranchCache™ 管理パックでは、Windows 7 および Windows Server 2008 R2 で使用可能な BranchCache 機能のヘルス状態監視およびパフォーマンス レポート用に、全体的な管理ソリューションを提供しています。 BranchCache は、ブランチ オフィスの WAN リンク使用率を下げるために設計された、コンテンツのキャッシュおよび取得のフレームワークです。 BranchCache は WAN の帯域幅を最適化するため、メイン オフィスのコンテンツ サーバーからコンテンツをコピーし、ブランチ オフィスの場所にこのコンテンツをキャッシュします。このため、ブランチ オフィスのクライアント コンピューターは WAN 経由ではなくローカルでコンテンツにアクセスできます。 BranchCache には 2 つの操作モードがあります。 分散キャッシュ モードとホスト型キャッシュ モードです。 ブランチ オフィスのコンテンツ キャッシュがクライアント コンピューター間に分散している場合、BranchCache は分散キャッシュ モードで実行されます。 ブランチ オフィスのコンテンツ キャッシュがサーバー コンピューター上にホストされている場合、BranchCache はホスト型キャッシュ モードで実行されます。
BranchCache の操作およびアーキテクチャに関する詳細な技術情報については、Microsoft TechNet の「BranchCache (英語の可能性あり)」を参照してください。 System Center Operations Manager 内で使用される BranchCache 管理パックによって、ブランチ オフィス レベルとシステム レベル両方の IT 担当者および IT 管理者向けに、監視およびレポートのソリューションが提供されます。 この管理パックの主な機能には、次のものが含まれます。
- Windows 7 および Windows Server 2008 R2 の Windows BranchCache 機能の監視およびレポート
- BranchCache 展開全体のダイアグラム ビュー
- ホスト型キャッシュ モードを使用するブランチ オフィスおよび分散キャッシュ モードを使用するブランチ オフィスを自動検出する、ブランチ中心のビュー
- 選択されたブランチ オフィスまたはノードの帯域幅使用および帯域幅節約のレポートを生成するレポート管理パックを含むレポート
- インターネット インフォメーション サービス (IIS) を実行する BranchCache が有効な Web サーバー、およびサーバー メッセージ ブロック (SMB) プロトコルを使用する BranchCache が有効なファイル サーバーを含む、コンテンツ サーバーの自動検出
- すべての種類の BranchCache ノードのヘルス監視: ホスト型キャッシュ サーバー、ホスト型キャッシュ クライアント、分散キャッシュ クライアント、および BranchCache 対応コンテンツ サーバー (IIS を実行するファイル サーバーおよびサーバー)
- ホスト型キャッシュ モードを使用する各ブランチ オフィスおよび分散キャッシュ モードを使用するブランチ オフィスの、ヘルス ロールアップ
- 現在の構成状態の表示、一般的な解決手順の実行、および一般的な構成オプションの変更を行うタスク
- 帯域幅消費の情報についてリアルタイムのパフォーマンス収集を許可するパフォーマンス カウンターの表示
リリース履歴
- 2010 年 4 月 27 日 - バージョン 6.1.7600.00、英語版のオリジナル リリース
- 2010 年 9 月 13 日 - バージョン 6.1.7600.00、ローカライズ版 (11 の言語) のオリジナル リリース
Elements
- TypeDefinitions
- Monitoring
- Presentation
- Resources
- Reporting