このモニターは、インスタンスの既定ストレージで使用可能な空き領域が警告しきい値設定を下回ると警告を報告します。空き領域は、既定のストレージ フォルダー (データ ディレクトリ) の推定サイズとディスク空き領域の合計に対するパーセンテージとして示されます。このモニターは、使用可能な領域が重大しきい値を下回る場合に、重要アラートを報告します。このモニターでは、既定ストレージ フォルダー (データ ディレクトリ) 以外のフォルダーにあるデータベースまたはパーティションは考慮対象外となります。
このモニターは、インスタンスの既定ストレージで使用可能な空き領域が警告しきい値設定を下回ると警告を報告します。空き領域は、既定のストレージ フォルダー (データ ディレクトリ) の推定サイズとディスク空き領域の合計に対するパーセンテージとして示されます。このモニターは、使用可能な領域が重大しきい値を下回る場合に、重要アラートを報告します。このモニターでは、既定ストレージ フォルダー (データ ディレクトリ) 以外のフォルダーにあるデータベースまたはパーティションは考慮対象外となります。
インスタンスの既定ストレージ フォルダー (データ ディレクトリ) サイズに対するパーセンテージで表した使用可能な空きディスク領域が少なくなると、データベースが正常に動作しなくなることがあり、パフォーマンスに悪影響が出たり、場合によってはサーバーに障害が発生したりします。このような動作の一般的な原因としてはデータベースの増加速度が高いことが考えられますが、インスタンスの既定ストレージ フォルダー (データ ディレクトリ) と使用可能なディスク領域を共有している他のデータが原因になることもあります。
ディスク領域の枯渇問題に対する解決策はその根本原因に応じて異なるため、この問題が発生した事例ごとに調査する必要があります。次に例を挙げる多くの解決策のいずれかにより、状況が軽減されることがあります。
ディメンションのデザインに変更を加え、基礎となるデータ ソースから含めているメンバーについて、不必要な属性を取り除き、スコープを限定することにより、ディメンション サイズを小さくします。
SSAS インスタンスの既定のストレージ フォルダー (データ ディレクトリ) と同じドライブ上の、SSAS インスタンス自体の一部ではないデータ消費ディスク領域を取り除きます。
"ストレージの場所" プロパティを使用して、キューブ パーティションを既定の場所以外の空きディスク領域の多い場所に移動します。
ディスク マネージャーでデータ フォルダーが格納されている論理ドライブのサイズを大きくします。
データ フォルダー全体を空き領域の多い新しいドライブにコピーした後、msmdsrv.ini 構成にあるインスタンスのデータ ディレクトリの設定を新しい場所を指すように変更し、サービスを再始動して新しい場所を使用します。
予期されるワークロードと環境内の条件に合うように、しきい値に適宜変更を加えます。
インスタンスでディスク領域が問題にならなければ、モニターを完全に無効にします。
Analysis Services のサーバー構成プロパティ
名前 | 説明 | 既定値 |
重大なしきい値 (%) | 正常性状態は、AS インスタンスの空き領域 (%) パフォーマンス カウンターがしきい値を下回ると重大に変更されます。 | 5 |
有効 | ワークフローを有効または無効にします | はい |
アラートを生成する | ワークフローがアラートを生成するかどうかを定義する | はい |
間隔 (秒) | ワークフローを実行する定期的な実行間隔 (秒)。 | 900 |
同期時刻 | 24 時間形式で指定した同期時刻。省略可能です。 |
|
タイムアウト (秒) | ワークフローが終了して失敗とマークされるまでの、ワークフローの許容実行時間を指定します。 | 300 |
警告のしきい値 (%) | 正常性状態は、AS インスタンスの空き領域 (%) パフォーマンス カウンターがしきい値を下回るものの、重大しきい値 (%) よりも高い場合に警告に変更されます。 | 10 |
Target | Microsoft.SQLServer.2008.AnalysisServices.Instance | ||
Parent Monitor | System.Health.PerformanceState | ||
Category | PerformanceHealth | ||
Enabled | True | ||
Alert Generate | True | ||
Alert Severity | Error | ||
Alert Priority | Normal | ||
Alert Auto Resolve | True | ||
Monitor Type | Microsoft.SQLServer.2008.AnalysisServices.MonitorType.Instance.FreeSpacePercent | ||
Remotable | True | ||
Accessibility | Public | ||
Alert Message |
| ||
RunAs | Default |
<UnitMonitor ID="Microsoft.SQLServer.2008.AnalysisServices.UnitMonitor.Instance.FreeSpace" Accessibility="Public" Enabled="true" Target="SQLAS!Microsoft.SQLServer.2008.AnalysisServices.Instance" ParentMonitorID="SystemHealth!System.Health.PerformanceState" Remotable="true" Priority="Normal" TypeID="Microsoft.SQLServer.2008.AnalysisServices.MonitorType.Instance.FreeSpacePercent" ConfirmDelivery="false">
<Category>PerformanceHealth</Category>
<AlertSettings AlertMessage="Microsoft.SQLServer.2008.AnalysisServices.UnitMonitor.Instance.FreeSpace.AlertMessage">
<AlertOnState>Error</AlertOnState>
<AutoResolve>true</AutoResolve>
<AlertPriority>Normal</AlertPriority>
<AlertSeverity>Error</AlertSeverity>
<AlertParameters>
<AlertParameter1>$Target/Property[Type='SQLAS!Microsoft.SQLServer.2008.AnalysisServices.Instance']/DataDir$</AlertParameter1>
<AlertParameter2>$Data/Context/Property[@Name='TotalOnInstanceDriveGB']$</AlertParameter2>
<AlertParameter3>$Data/Context/Property[@Name='InstanceDefaultForlderSizeGB']$</AlertParameter3>
<AlertParameter4>$Data/Context/Property[@Name='UsedOnInstanceDriveGB']$</AlertParameter4>
<AlertParameter5>$Target/Property[Type='SQLAS!Microsoft.SQLServer.2008.AnalysisServices.Instance']/MountPoint$</AlertParameter5>
<AlertParameter6>$Data/Context/Property[@Name='ASInstanceFreeSpacePercent']$</AlertParameter6>
<AlertParameter7>$Data/Context/Property[@Name='ASInstanceFreeSpaceGB']$</AlertParameter7>
</AlertParameters>
</AlertSettings>
<OperationalStates>
<OperationalState ID="Success" MonitorTypeStateID="Above" HealthState="Success"/>
<OperationalState ID="Warning" MonitorTypeStateID="Between" HealthState="Warning"/>
<OperationalState ID="Error" MonitorTypeStateID="Below" HealthState="Error"/>
</OperationalStates>
<Configuration>
<ServiceName>$Target/Property[Type='SQLAS!Microsoft.SQLServer.2008.AnalysisServices.Instance']/ServiceName$</ServiceName>
<ConnectionString>$Target/Property[Type='SQLAS!Microsoft.SQLServer.2008.AnalysisServices.Instance']/ConnectionString$</ConnectionString>
<DataDir>$Target/Property[Type='SQLAS!Microsoft.SQLServer.2008.AnalysisServices.Instance']/DataDir$</DataDir>
<CriticalThreshold>5</CriticalThreshold>
<WarningThreshold>10</WarningThreshold>
<IntervalSeconds>900</IntervalSeconds>
<SyncTime/>
<TimeoutSeconds>300</TimeoutSeconds>
</Configuration>
</UnitMonitor>