統計の非同期的自動更新構成

Microsoft.SQLServer.2016.Database.Configuration.AutoUpdateStatAsync (UnitMonitor)

データベースの統計の非同期的自動更新設定を監視します。注: このモニターは既定では無効になっています。必要に応じて上書きを使用し、モニターを有効にしてください。

Knowledge Base article:

概要

このモニターは、このデータベースの [統計の非同期的自動更新] 設定を確認します。このモニターは全体的な標準要件の一部なので、指定された標準を設定が満たしていない場合に通知が生成されます。

構成

[統計の非同期的自動更新] 設定を ON にすると、AUTO UPDATE STATISTICS オプションの統計の更新が非同期になります。クエリ オプティマイザーは、統計の更新が完了するのを待たずにクエリをコンパイルします。AUTO_UPDATE_STATISTICS が ON に設定されていなければ、このオプションを ON に設定しても、効果はありません。

AUTO_UPDATE_STATISTICS_ASYNC {ON | OFF}

原因

必要な設定とオプションが一致しない場合、警告の通知が発生します。この設定が "ON" に設定されていると、モニターは既定で通知を出すよう構成されます。

このデータベース オプションが既定で OFF になっているのは、既存のアプリケーションとの後方互換性のためです。クエリは統計情報の更新を待機またはブロックしないため、クエリが古い統計情報に対してコンパイルおよび実行する場合に、パフォーマンスの一時的な変更が可能です。統計情報の更新が完了すると、次回の実行の前に、更新された統計情報に対して同じクエリが再コンパイルされます。ただし、古い統計情報に対してコンパイルされているために、統計情報の更新中、クエリに瞬間的なパフォーマンスの問題が発生する可能性があります。

ほとんどのアプリケーションでは、ブロックと待機を全体的に最小化する ASYNC 更新がおそらく最良の選択肢です。ON に設定することを検討してください。お使いのアプリケーションでうまく動作する場合は、このユニット モニターを無効にしてください。

解決方法

この問題は、次の方法で解決できる場合があります。

また、このモニターがこのデータベースに不要であれば、次の方法を取ることもできます。

外部資料

この設定について詳しくは、「 ALTER DATABASE の SET オプション (Transact-SQL)」をご覧ください。

また、「 クエリのパフォーマンスを向上させるための統計の使用」もご覧ください

上書き可能なパラメーター

名前

説明

既定値

アラートの優先度

アラートの優先順位を定義します。

アラートの重要度

アラートの重大度を定義します。

警告

SQL Express のチェックを無効にする

この値は、'true' または 'false' にのみ設定できます。'true' に設定されていると、ワークフローは SQL Server Express エディションを考慮しません。

いいえ

有効

ワークフローを有効または無効にします。

いいえ

予期される値

データベース構成設定の予期される値。適用される値のセットを表示するには、このモニターのサポート技術情報の記事の「構成」セクションを参照してください。

オフ

アラートを生成する

ワークフローがアラートを生成するかどうかを定義します。

はい

間隔 (秒)

ワークフローを実行する定期的な実行間隔 (秒)。

43200

タイムアウト (秒)

ワークフローが終了して失敗とマークされるまでの、ワークフローの許容実行時間を指定します。

300

Element properties:

TargetMicrosoft.SQLServer.2016.Database
Parent MonitorMicrosoft.SQLServer.2016.Database.AutomaticConfiguration
CategoryConfigurationHealth
EnabledFalse
Alert GenerateTrue
Alert SeverityWarning
Alert PriorityNormal
Alert Auto ResolveTrue
Monitor TypeMicrosoft.SQLServer.2016.DBConfigurationStatus
RemotableTrue
AccessibilityPublic
Alert Message
MSSQL 2016: 統計の非同期的自動更新構成エラー
コンピューター "{2}" 上の SQL インスタンス "{1}" で、データベース "{0}" の統計の非同期的自動更新設定が最適な方法に従って設定されていません。
RunAsDefault

Source Code:

<UnitMonitor ID="Microsoft.SQLServer.2016.Database.Configuration.AutoUpdateStatAsync" Accessibility="Public" Enabled="false" Target="SQL2016Core!Microsoft.SQLServer.2016.Database" ParentMonitorID="Microsoft.SQLServer.2016.Database.AutomaticConfiguration" Remotable="true" Priority="Normal" TypeID="Microsoft.SQLServer.2016.DBConfigurationStatus" ConfirmDelivery="false">
<Category>ConfigurationHealth</Category>
<AlertSettings AlertMessage="Microsoft.SQLServer.2016.Database.Configuration.AutoUpdateStatAsync.AlertMessage">
<AlertOnState>Warning</AlertOnState>
<AutoResolve>true</AutoResolve>
<AlertPriority>Normal</AlertPriority>
<AlertSeverity>Warning</AlertSeverity>
<AlertParameters>
<AlertParameter1>$Target/Property[Type="SQL2016Core!Microsoft.SQLServer.2016.Database"]/DatabaseName$</AlertParameter1>
<AlertParameter2>$Target/Host/Property[Type="SQL2016Core!Microsoft.SQLServer.2016.ServerRole"]/InstanceName$</AlertParameter2>
<AlertParameter3>$Target/Host/Host/Property[Type="Windows!Microsoft.Windows.Computer"]/NetworkName$</AlertParameter3>
</AlertParameters>
</AlertSettings>
<OperationalStates>
<OperationalState ID="ConfigurationValueOK" MonitorTypeStateID="ConfigurationValueOK" HealthState="Success"/>
<OperationalState ID="ConfigurationValueNotOK" MonitorTypeStateID="ConfigurationValueNotOK" HealthState="Warning"/>
</OperationalStates>
<Configuration>
<ConnectionString>$Target/Host/Property[Type="SQL2016Core!Microsoft.SQLServer.2016.DBEngine"]/ConnectionString$</ConnectionString>
<DatabaseName>$Target/Property[Type="SQL2016Core!Microsoft.SQLServer.2016.Database"]/DatabaseName$</DatabaseName>
<IntervalSeconds>43200</IntervalSeconds>
<SyncTime/>
<ConfigValue>AutoUpdateAsyncStat</ConfigValue>
<ExpectedValue>OFF</ExpectedValue>
<ExcludeOnExpress>false</ExcludeOnExpress>
<SQLSKU>$Target/Host/Property[Type="SQL2016Core!Microsoft.SQLServer.2016.DBEngine"]/Edition$</SQLSKU>
<TimeoutSeconds>300</TimeoutSeconds>
</Configuration>
</UnitMonitor>