このモニターは、メモリ最適化データ ファイルグループ コンテナーの使用可能なディスク領域が警告しきい値の設定を下回るときに、警告を報告します。しきい値は、メモリ最適化データ ファイルグループ コンテナーのサイズとディスクの空き領域の合計に対する割合で表されます。このモニターは、使用可能な領域が重大しきい値を下回ったときに重大アラートを報告します。
このモニターは、メモリ最適化データ ファイルグループ コンテナーの使用可能なディスク領域が警告しきい値の設定を下回るときに、警告を報告します。しきい値は、メモリ最適化データ ファイルグループ コンテナーのサイズとディスクの空き領域の合計に対する割合で表されます。このモニターは、使用可能な領域が重大しきい値を下回ったときに重大アラートを報告します。
メモリ最適化データ ファイルグループ コンテナー フォルダーは通常、より多くのデータがメモリ最適化データ テーブルに追加されるにつれて、時間の経過と共に増大します。管理者は、保存場所にコンテナー フォルダーのための十分な領域を確保するためにモニターを行います。
データベースの保存場所が構成されているドライブの使用可能なディスク領域が小さくなりすぎると、障害が発生し、データの処理の失敗やユーザーのクエリの遅延が発生したり、ディスク領域の同じ割り当てを共有するその他のアプリケーションに影響を与えたりする可能性があります。
ストレージは、永続的なメモリ最適化テーブル上の DML 操作の一部として割り当てられます。永続的なメモリ最適化テーブルのメモリ最適化データのサイズの最大で 4 倍のストレージを構成する必要があります。ストレージを適切に構成しても、ストレージの空き領域が足りない状態になる場合は、コンテナーによってサポートされている IOPS が、ワークロードの要求をサポートできなくなる可能性があります。コンテナーに関して一般的にお勧めされるのは、データ ファイル/デルタ ファイルの最初の作成と自動マージ操作 (ソース データ ファイル/デルタ ファイルを読み込んでからターゲット CFP にマージする必要がある) に関係するデータ生成の速度の 3 倍の IOPS をサポートすることです。
使用可能なディスク領域が少なくなる問題に対する解決策は、その根本原因に応じて異なるため、この問題が発生した事例ごとに調査する必要があります。次に例を挙げる多くの解決策のいずれかにより、状況が軽減されることがあります。
メモリ最適化データ テーブルに保存されているデータの量を減らします。
メモリ最適化データ ファイルグループ コンテナー フォルダーがある同じドライブで、ディスク領域を消費しているデータを削除します。
別のコンテナーをメモリ最適化データ ファイルグループに追加します。
ディスク マネージャーを使用して、メモリ最適化データ ファイルグループ コンテナー フォルダーが保存されている論理ドライブのサイズを増やします。
メモリ最適化データ ファイルグループ コンテナー フォルダー全体を、空き領域の多い新しいドライブにコピーします。
予期されるワークロードと環境内の条件に合うように、しきい値に適宜変更を加えます。
インスタンスでディスク スペースが問題にならなければ、モニターを完全に無効にします。
名前 | 説明 | 既定値 |
アラートの優先順位 | アラートの優先度を定義します。 | 標準 |
アラートの重大度 | アラートの重要度を定義します。 | エラー |
Azure 最大ファイル サイズ (MB) | Azure の BLOB ストレージに格納されているデータ ファイルの最大サイズです。ワークフローでは、各ファイルの最大ストレージ容量としてこの値が考慮されます。 | 1048576 |
重大のしきい値 | このモニターは、値がこのしきい値を下回った場合に、状態を重大に変更します。 | 10 |
有効 | ワークフローを有効または無効にします。 | はい |
アラートを生成する | ワークフローがアラートを生成するかどうかを定義します。 | はい |
間隔 (秒) | ワークフローを実行する定期的な実行間隔 (秒)。 | 900 |
同期時刻 | 24 時間形式で指定した同期時刻。省略可能です。 |
|
タイムアウト (秒) | ワークフローが終了して失敗とマークされるまでの、ワークフローの許容実行時間を指定します。 | 300 |
データベース接続のタイムアウト (秒) | 指定された期間中にデータベースにアクセスできない場合、ワークフローは失敗し、イベントが登録されます。 | 15 |
警告しきい値 | このモニターは、値がこのしきい値を下回った場合に、状態を警告に変更します。 | 20 |
Target | Microsoft.SQLServer.Windows.Container | ||
Parent Monitor | System.Health.PerformanceState | ||
Category | PerformanceHealth | ||
Enabled | True | ||
Alert Generate | True | ||
Alert Severity | MatchMonitorHealth | ||
Alert Priority | Normal | ||
Alert Auto Resolve | True | ||
Monitor Type | Microsoft.SQLServer.Windows.MonitorType.Container.FreeSpacePercent | ||
Remotable | True | ||
Accessibility | Public | ||
Alert Message |
| ||
RunAs | Default |
<UnitMonitor ID="Microsoft.SQLServer.Windows.Monitor.Container.FreeSpacePercent" Accessibility="Public" Enabled="true" Target="SqlDiscW!Microsoft.SQLServer.Windows.Container" ParentMonitorID="Health!System.Health.PerformanceState" Remotable="true" Priority="Normal" TypeID="Microsoft.SQLServer.Windows.MonitorType.Container.FreeSpacePercent" ConfirmDelivery="true">
<Category>PerformanceHealth</Category>
<AlertSettings AlertMessage="Microsoft.SQLServer.Windows.Monitor.Container.FreeSpacePercent.AlertMessage">
<AlertOnState>Error</AlertOnState>
<AutoResolve>true</AutoResolve>
<AlertPriority>Normal</AlertPriority>
<AlertSeverity>MatchMonitorHealth</AlertSeverity>
<AlertParameters>
<AlertParameter1>$Target/Property[Type="SqlCoreLib!Microsoft.SQLServer.Core.File"]/FileName$</AlertParameter1>
<AlertParameter2>$Target/Host/Property[Type="SqlCoreLib!Microsoft.SQLServer.Core.Filegroup"]/GroupName$</AlertParameter2>
<AlertParameter3>$Target/Host/Host/Property[Type="SqlCoreLib!Microsoft.SQLServer.Core.Database"]/DatabaseName$</AlertParameter3>
<AlertParameter4>$Target/Host/Host/Host/Property[Type="SqlCoreLib!Microsoft.SQLServer.Core.DBEngine"]/InstanceName$</AlertParameter4>
<AlertParameter5>$Target/Host/Host/Host/Property[Type="SqlCoreLib!Microsoft.SQLServer.Core.DBEngine"]/MachineName$</AlertParameter5>
<AlertParameter6>$Data/Context/Property[@Name='DiskTotalSizeMB']$</AlertParameter6>
<AlertParameter7>$Data/Context/Property[@Name='FreeSpacePercent']$</AlertParameter7>
<AlertParameter8>$Data/Context/Property[@Name='FreeSpaceMB']$</AlertParameter8>
<AlertParameter9>$Data/Context/Property[@Name='AllocatedSizeMB']$</AlertParameter9>
</AlertParameters>
</AlertSettings>
<OperationalStates>
<OperationalState ID="Critical" MonitorTypeStateID="ContainerFreeSpaceCritical" HealthState="Error"/>
<OperationalState ID="Warning" MonitorTypeStateID="ContainerFreeSpaceWarning" HealthState="Warning"/>
<OperationalState ID="Success" MonitorTypeStateID="ContainerFreeSpaceSuccess" HealthState="Success"/>
</OperationalStates>
<Configuration>
<MachineName>$Target/Host/Host/Host/Property[Type="SqlCoreLib!Microsoft.SQLServer.Core.DBEngine"]/MachineName$</MachineName>
<InstanceName>$Target/Host/Host/Host/Property[Type="SqlCoreLib!Microsoft.SQLServer.Core.DBEngine"]/InstanceName$</InstanceName>
<DatabaseName>$Target/Host/Host/Property[Type="SqlCoreLib!Microsoft.SQLServer.Core.Database"]/DatabaseName$</DatabaseName>
<FileName>$Target/Property[Type="SqlCoreLib!Microsoft.SQLServer.Core.File"]/FileName$</FileName>
<AzureMaxFileSizeMB>1048576</AzureMaxFileSizeMB>
<CriticalThreshold>10</CriticalThreshold>
<WarningThreshold>20</WarningThreshold>
<ConnectionString>$Target/Host/Host/Host/Property[Type="SqlCoreLib!Microsoft.SQLServer.Core.DBEngine"]/ConnectionString$</ConnectionString>
<MonitoringType>$Target/Host/Host/Host/Property[Type="SqlDiscW!Microsoft.SQLServer.Windows.DBEngine"]/MonitoringType$</MonitoringType>
<SqlTimeoutSeconds>15</SqlTimeoutSeconds>
<TimeoutSeconds>300</TimeoutSeconds>
<IntervalSeconds>900</IntervalSeconds>
<SyncTime/>
</Configuration>
</UnitMonitor>