Web アプリケーション モニター

Microsoft.SystemCenter.WebApplicationTest.WebTestProbe.Monitor (UnitMonitor)

Web アプリケーションを監視するモニター

Knowledge Base article:

概要

このモニターは、特定の場所の URL に対して実行されている Web アプリケーション可用性テストの状態を示します。

原因

異常な状態は、URL を使用できない、データの戻りが遅い、または予期されたデータが戻されていないことを示します。次に、発生した可能性のあるエラー、およびその原因と解決策を詳しく説明します。

エラー

概要および原因

解決策

URL に到達不可能

接続先の URL を使用できないため、要求がタイムアウトしました。

考えられる原因は、次のとおりです。

・接続先の URL がメンテナンスのためダウンしているか、使用できません。

・監視ノードと URL の間にファイアウォールが存在しています。

・監視ノード (内部の場所) にシステムのプロキシが設定されていません。

問題を解決するには、次の操作を試してください。

・接続先の URL を ping し、その URL がネットワーク上にあることを確認します。

・各監視ノードでシステムのプロキシ設定を構成します。

トランザクション応答時間超過

ページの応答時間が、テストに指定した応答時間のしきい値を超えています。

これは、ネットワーク遅延の問題や Web ページをホストするサーバーの負荷が原因で発生することがあります。また、指定したタイムアウト値が低すぎる可能性があります。

Web ページをホストしているサーバーの負荷を確認します。ネットワークの遅延の問題がないかどうかを確認します。

[作成] ワークスペースで、Web アプリケーションの監視に指定したタイムアウトの値が低すぎないことを確認します。

テストがタイムアウトした

テストがタイムアウトしました。

これは、ネットワーク遅延の問題や Web ページをホストするサーバーの負荷が原因で発生することがあります。また、指定したタイムアウト値が低すぎる可能性があります。

Web ページをホストしているサーバーの負荷を確認します。ネットワークの遅延の問題がないかどうかを確認します。

[作成] ワークスペースで、Web アプリケーションの監視に指定したタイムアウトの値が低すぎないことを確認します。

DNS 解決エラー

ユーザーが指定し URL を、監視ノードのドメイン ネーム サービスで解決できませんでした。

考えられる原因は、次のとおりです。

・DNS クライアント側のキャッシュに古いエントリがあります。

・DNS インフラストラクチャを使用できません。

・監視ノードの DNS 設定が最新でないか間違っています。

・指定した URL の古いエントリが DNSにあるため、間違った IP アドレスが返されています。

問題を解決するには、次の操作を試してください。

・Windows コンピューターのコマンド ラインで、次のように入力します。

ipconfig/flushdns

その後、次のように入力します。

ipconfig /registerdns

・ネットワーク管理者かドメイン管理者に、監視ノードで使用するように構成されている DNS インフラストラクチャに問題がないかどうかを確認します。

・URL を ping できることを確認します。場合によっては、監視ノードから URL へのネットワーク パスで ICMP が許可されていないため、ping に失敗することがあります。

ウィザードで指定した URL 名を ping します。このためには、ping [URL] と入力します。たとえば、IP アドレスが www.microsoft.com の場合は、次のように入力します。

ping www.microsoft.com

エラー コードの問題

URL の処理中にエラーが発生しました。

考えられる原因は、次のとおりです。

・ページに到達できません。プロキシを経由している場合は、プロキシ設定が正しいことを確認します。

・API 呼び出しの予期しないエラーが発生しました。メモリ割り当てエラーなど、複数の原因が考えられます。

・サイトまたは URL にアクセスできないか、ダウンしています。

Internet Explorer などのインターネット ブラウザーから同じ URL にアクセスしてみます。

状態コードのエラー

指定された条件と状態コードが一致しません。

考えられる原因は、次のとおりです。

・接続先の URL がオフラインです。

・監視ノードに適切なアクセス許可がありません。

・監視ノードと対象デバイスの間にファイアウォールが存在しています。

問題を解決するには、次の操作を試してください。

・ブラウザーを開き、接続先の URL がオンラインであることを確認します。

・監視ノードで使用する実行アカウントに、対象データ ソースへの適切なアクセス許可があることを確認します。

・対象のコンピューターまたは監視ノードでファイアウォールが有効になっているかどうかを確認します。有効になっている場合は、監視するアプリケーションの例外を作成します。

コンテンツの照合エラー

このページのいずれかのリソースが、状態コードの条件と一致していません。

これは、ページの 1 つまたは複数のリソース (画像、カスケード スタイル シート、スクリプトなど) が、ウィザードにある既定の条件と一致しない場合に発生することがあります。

[作成] ワークスペースで、Web アプリケーション監視の設定を編集し、リンクの条件を確認します。

CA が信頼されていない

SSL 証明書のルート CA が信頼されていません。

これは、接続先の URL が、インターネットの公的なルート CAによって署名された SSL 証明書を使用していない場合に発生することがあります。

URL の管理者に、公的に署名された SSL 証明書を使用するように依頼します。または、このソースが間違いなく信頼できる場合は、証明書を監視ノードの信頼済みルート CA ストアに追加します。たとえば、SSL 証明書を提供する内部のルート CA がある場合に証明書を追加します。

証明書の CN が無効

証明書の CN が無効です。

これは、証明書が無効か、監視ノードに適切なアクセス許可がない場合に発生することがあります。

正しく構成された SSL 証明書があるかどうかを、URL の管理者に問い合わせてください。

SSL 証明書の期限切れ

SSL 証明書の有効期限が切れています。

この URL を提供しているサーバーに、有効期限の切れた SSL 証明書があります。

URL の管理者に、SSL 証明書を更新するように依頼してください。

リソースの状態コードのエラー

このページのいずれかのリソースが、状態コードの条件と一致していません。

これは、ページの 1 つまたは複数のリソース (画像、カスケード スタイル シート、スクリプトなど) が、ウィザードにある既定の条件と一致しない場合に発生することがあります。

[作成] ワークスペースで、Web アプリケーション監視の設定を編集し、リソースの条件を確認します。

リソースのエラー コードの問題

URL リソースの処理中にエラーが発生しました。

考えられる原因は、次のとおりです。

・ページに到達できません。プロキシを経由している場合は、プロキシ設定が正しいことを確認します。

・API 呼び出しの予期しないエラーが発生しました。メモリ割り当てエラーなど、複数の原因が考えられます。

・サイトまたは URL にアクセスできないか、ダウンしています。

[作成] ワークスペースで、Web アプリケーション監視の設定を編集し、リソースの条件を確認します。

受信したエラー コードが上の表に表示されていない

表示されたエラー コードが上の表に記載されていない場合は、次の手順を実行してください。

  • エラー コードの右端 4 桁 (16 進数) を電卓にコピーし、10 進数に変換します。

  • http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=228928 を表示し、エラー コードに該当する WinHTTP エラーを見つけます。

エラー コードに応じて適切な対処をします。

ステータス コードの評価エラーが表示される

http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=228960 を表示し、

各ステータス コードの説明を確認します。

ステータス コードに応じて適切な対処をします。

解決方法

上の表にある、各エラーの解決策を参照してください。

Element properties:

TargetMicrosoft.SystemCenter.WebApplicationTest.WebTest
Parent MonitorMicrosoft.SystemCenter.WebApplicationTest.AggregateMonitor
CategoryAvailabilityHealth
EnabledTrue
Alert GenerateTrue
Alert SeverityMatchMonitorHealth
Alert PriorityNormal
Alert Auto ResolveTrue
Monitor TypeMicrosoft.SystemCenter.WebApplicationTest.WebTestProbe.MonitorType
RemotableTrue
AccessibilityPublic
Alert Message
Web アプリケーションを使用できません: {2}
{0} に問題があります。エラーの詳細については、アラートの [コンテキスト] タブを参照してください。トランザクション応答時間は {1} 秒でした。
RunAsDefault

Source Code:

<UnitMonitor ID="Microsoft.SystemCenter.WebApplicationTest.WebTestProbe.Monitor" TypeID="Microsoft.SystemCenter.WebApplicationTest.WebTestProbe.MonitorType" Target="Microsoft.SystemCenter.WebApplicationTest.WebTest" ParentMonitorID="Microsoft.SystemCenter.WebApplicationTest.AggregateMonitor" Enabled="true" Accessibility="Public">
<Category>AvailabilityHealth</Category>
<AlertSettings AlertMessage="Microsoft.SystemCenter.WebApplicationTest.WebTestProbe.Monitor.AlertMessage">
<AlertOnState>Warning</AlertOnState>
<AutoResolve>true</AutoResolve>
<AlertPriority>Normal</AlertPriority>
<AlertSeverity>MatchMonitorHealth</AlertSeverity>
<AlertParameters>
<AlertParameter1>$Data/Context/RequestResults/RequestResult/BasePageData/RequestUrl$</AlertParameter1>
<AlertParameter2>$Data/Context/TransactionResponseTime$</AlertParameter2>
<AlertParameter3>$Target/Property[Type="Microsoft.SystemCenter.WebApplicationTest.WebTestBase"]/Context$</AlertParameter3>
</AlertParameters>
</AlertSettings>
<OperationalStates>
<OperationalState ID="Green" MonitorTypeStateID="WebTestPassed" HealthState="Success"/>
<OperationalState ID="Yellow" MonitorTypeStateID="WebTestFailedWarning" HealthState="Warning"/>
<OperationalState ID="Red" MonitorTypeStateID="WebTestFailedError" HealthState="Error"/>
</OperationalStates>
<Configuration/>
</UnitMonitor>