パフォーマンスのしきい値 :CPU 使用率が 10 分の間 95\% を超えています。

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管理パック
概要

この警告アラートは、Data Protection Manager (DPM) サーバーの CPU の使用率が 10 分以上にわたって 95 %を超えている場合に、MOM で生成されます。このレベルの CPU の使用率は、処理のボトルネックが DPM サーバーのパフォーマンスに影響していることを示している可能性があります。

CPU の使用率は、Microsoft® Windows® オペレーティング システムのカウンタ Processor/% Processor Time で測定されます。% Processor Time には、2 分ごとにサンプリングして測定されたビジー時間の割合の平均値が表示されます。このアラートは、プロセッサの使用率が、連続 5 回のサンプリングで 95 % を超えた場合に生成されます。

このアラートの繰り返しカウントは、CPU の使用率が 95 % を超えたままになっている状態が 10 分間経過するたびに増加します。CPU の使用率が 95 % 未満になると、このアラートは非アクティブになります。

 
原因

DPM サーバーで、CPU の使用率が非常に高くなる原因には、次のようなものがあります。

  • 複数の DPM ジョブが同時に実行されている。特に整合性チェック付きの同期ジョブは、CPU を集中的に使用します。
  • 送信中の圧縮が DPM サーバー上で有効になっている。送信中の圧縮を使用すると、レプリカの作成・同期中にネットワーク パフォーマンスを低下させずに、データ スループットを増やすことができます。ただし、ファイル サーバーと DPM サーバーの両方に大きな処理の負荷がかかります。
  • ランナウェイ プロセスが、システム リソースを大量に消費している。
  • DPM サーバーに、DPM ワークロードを処理するための十分な処理能力がない。
 
解決方法

DPM サーバーのパフォーマンスが非常に遅く、CPU の使用率がその原因であると判断した場合は、次の手順で CPU のボトルネックを特定し、解決します。

CPU の使用率に関する詳細情報を取得するには

  • DPM サーバーで、タスク マネージャーを使用して、最も多くの CPU 処理能力を消費しているプロセスを特定します([プロセス] タブで、CPU の使用率を確認します)。それらのプロセスが、通常のパフォーマンス範囲に戻らない場合は、そのアプリケーションでの診断を実行して、原因を調べる必要があります。

    DPM では、次の 3 つのプロセスが関連しています。

    • DPM ファイル エージェント (MsDpmFsAgent.exe)
    • DPM サービス (MsDpm.exe)
    • DPM 管理者コンソール (Mmc.exe のインスタンス)

問題を早急に解決するには

  1. DPM 管理者コンソールを閉じます。
  2. 重要ではない DPM のジョブを取り消し、後でプロセッサの使用量が少ないときに実行することを検討してください。ただし、保護ジョブを取り消すとデータが保護されない可能性があるため、注意してください。詳細については、「ジョブを取り消す方法」( DPM ヘルプ : http://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=46350) を参照してください。
  3. DPM サービスおよび SQL Server サービスをいったん停止してから再開します。[管理ツール] で、[サービス] を開き、次の手順を行ってサービスを再開します。
    1. DPM サービスが実行している場合は停止します(このサービスは、使用されていない場合は自動的に停止します)。
    2. SQL Server サービス (MSSQL$Microsoft$DPM$) を停止します。
    3. SQL Server サービス (MSSQL$Microsoft$DPM$) を開始します。
    4. DPM サービスは、次に必要になったときに自動的に開始します。

DPM ジョブに関連した長期的な CPU のボトルネックを解決するには

  1. 保護グループ用の送信中の圧縮をオフにします。これは、個々の保護グループに対して構成できる高度な保護オプションです。詳細については、「保護オプションを変更する方法」( DPM ヘルプ : http://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=46350) を参照してください。広域ネットワーク (WAN) 上で保護ジョブを実行するために送信中の圧縮が必要な場合は、追加の CPU 負荷を処理するためにハードウェアをアップグレードする必要もあります。
  2. 保護ジョブの実行時間をずらすように、保護グループの保護スケジュールを変更します。一部の同期ジョブを毎時ちょうどの時刻から遅らせることを検討します。詳細については、「保護スケジュールを変更する方法」( DPM ヘルプ) を参照してください。
  3. CPU の使用率が原因で引き続きパフォーマンスが低迷している場合は、ハードウェアをアップグレードするか、一部の保護ジョブを別の DPM サーバーに移して負荷を軽減することを検討してください。

    DPM サーバーのプロセッサの要件については、「 展開の計画」(『Microsoft®SystemCenter Data Protection Manager 2006 計画と展開ガイド 』: http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=46355) を参照してください。

 
外部ナレッジ ソース
  • DPM サーバーのハードウェア処理能力の計画については、「 展開の計画」(『DPM 2006 計画と展開ガイド 』: http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=46355) を参照してください。
  • プロセッサのボトルネックの監視と解決、および Microsoft® Windows Server™ 2003 オペレーティング システムを実行するコンピュータのパフォーマンスの他の要因については、Windows Server 2003 ヘルプとサポートの「パフォーマンスに関する問題の解決」を参照してください。
  • Windows ベースのサーバーのプロセッサのボトルネックの分析と解決については、「Performance Monitoring」の「 Analyzing Processor Activity」(Microsoft® Windows® 2000 Server Resource Kit の『Server Operations Guide』: http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=46518) を参照してください。
 
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Element properties:

TargetMicrosoft.SystemCenter.DPM.DPM_Class
Parent MonitorPerformance
CategoryStateCollection
EnabledTrue
Alert GenerateTrue
Alert SeverityMatchMonitorHealth
Alert PriorityNormal
Alert Auto ResolveTrue
Monitor TypeSystem.Mom.BackwardCompatibility.PerformanceThreshold.TwoStateMonitorType
RemotableTrue
AccessibilityInternal
Alert Message
パフォーマンスのしきい値 :CPU 使用率が 10 分の間 95\% を超えています。
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