2016 DB エンジンのスレッド数
通常、SQL Server ではクエリ要求ごとにシステム スレッドが開かれますが、スレッドの量が指定した max worker threads の値を超えると、ワーカー スレッド プールが SQL Server によって作成されます。クエリの実行が長時間にわたり、すべてのワーカー スレッドがアクティブになっている場合、いずれかのワーカー スレッドが処理を完了し使用できるようになるまで、SQL Server が応答していないように見えることがあります。これは欠陥ではありませんが、望ましくない場合があります。モニターでは、空きスレッドの量を分析し、量が少ない場合は通知します。
作業量が増えると使用されるスレッドの量が増えます。これは、SQL Server が負荷の高い状態で動作していること、または、並列実行されているクエリの数が多すぎることを示している可能性があります。
最大ワーカー スレッド数の調整は詳細設定オプションであるため、熟練したデータベース管理者または認定された SQL Server 技術者だけが変更するようにしてください。
スレッド プールは、多数のクライアントがサーバーに接続されている場合のパフォーマンスの最適化に役立ちます。通常、クエリ要求ごとに個別のオペレーティング システム スレッドが作成されます。ただし、サーバーへの接続が数百にもなる場合、クエリ要求ごとに 1 つのスレッドを使用すると大量のシステム リソースが消費されることがあります。max worker threads オプションを使用すると、SQL Server によってワーカー スレッド プールが作成され多数のクエリ要求を処理できるようになります。その結果、パフォーマンスが向上します。
max worker threads サーバー構成オプションの構成
http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=799312
名前 | 説明 | 既定値 |
アラートの優先度 | アラートの優先順位を定義します。 | 中 |
アラートの重要度 | アラートの重大度を定義します。 | エラー |
キャッシュの有効期限 | ワークフローが使用できるキャッシュからの情報の最長有効期間を指定します。省略可能です。 | 43200 |
有効 | ワークフローを有効または無効にします。 | はい |
アラートを生成する | ワークフローがアラートを生成するかどうかを定義します。 | はい |
間隔 (秒) | ワークフローを実行する定期的な実行間隔 (秒)。 | 300 |
最小空きスレッドしきい値 | ワークフローでは、各 DB のエンジン プロセスのスレッドの最大数とアクティブ スレッド数が特定されます。空きスレッド数がこのパラメーターよりも少ないか等しい場合に警告が生成されます。 | 10 |
サンプル数 | 測定値が何回しきい値に違反すると状態変更が生じるかを示します。 | 6 |
同期時刻 | 24 時間形式で指定した同期時刻。省略可能です。 | 00:18 |
タイムアウト (秒) | ワークフローが終了して失敗とマークされるまでの、ワークフローの許容実行時間を指定します。 | 200 |
Target | Microsoft.SQLServer.2016.DBEngine | ||
Parent Monitor | System.Health.PerformanceState | ||
Category | PerformanceHealth | ||
Enabled | True | ||
Alert Generate | True | ||
Alert Severity | Error | ||
Alert Priority | Normal | ||
Alert Auto Resolve | True | ||
Monitor Type | Microsoft.SQLServer.2016.DBEngine.ThreadCount.MonitorType | ||
Remotable | True | ||
Accessibility | Public | ||
Alert Message |
| ||
RunAs | Default |
<UnitMonitor ID="Microsoft.SQLServer.2016.DBEngine.ThreadCountMonitor" Accessibility="Public" Enabled="true" Target="SQL2016Core!Microsoft.SQLServer.2016.DBEngine" ParentMonitorID="SystemHealth!System.Health.PerformanceState" Remotable="true" Priority="Normal" TypeID="Microsoft.SQLServer.2016.DBEngine.ThreadCount.MonitorType" ConfirmDelivery="false">
<Category>PerformanceHealth</Category>
<AlertSettings AlertMessage="Microsoft.SQLServer.2016.DBEngine.ThreadCountMonitor.AlertMessage">
<AlertOnState>Error</AlertOnState>
<AutoResolve>true</AutoResolve>
<AlertPriority>Normal</AlertPriority>
<AlertSeverity>Error</AlertSeverity>
<AlertParameters>
<AlertParameter1>$Target/Property[Type="SQL2016Core!Microsoft.SQLServer.2016.ServerRole"]/InstanceName$</AlertParameter1>
<AlertParameter2>$Target/Host/Property[Type="Windows!Microsoft.Windows.Computer"]/NetworkName$</AlertParameter2>
</AlertParameters>
</AlertSettings>
<OperationalStates>
<OperationalState ID="Normal" MonitorTypeStateID="Normal" HealthState="Success"/>
<OperationalState ID="Error" MonitorTypeStateID="Error" HealthState="Error"/>
</OperationalStates>
<Configuration>
<ServiceName>$Target/Property[Type="SQL2016Core!Microsoft.SQLServer.2016.DBEngine"]/ServiceName$</ServiceName>
<IntervalSeconds>300</IntervalSeconds>
<TimeoutSeconds>200</TimeoutSeconds>
<MinFreeThreadsCount>10</MinFreeThreadsCount>
<NumSamples>6</NumSamples>
<SyncTime/>
<CacheExpirationTime>43200</CacheExpirationTime>
</Configuration>
</UnitMonitor>