DB ログ ファイル空き領域 (ロールアップ)

Microsoft.SQLServer.2016.Database.DBLogFileSpaceMonitorRollUp (DependencyMonitor)

このモニターは、データベース内および関連メディア上のすべてのトランザクション ログ ファイルで使用可能な空き領域を監視します。トランザクション ログ ファイルをホストしているメディアで使用可能な領域が、空き領域の一部として扱われるのは、1 つ以上のトランザクション ログ ファイルで自動拡張が有効になっている場合のみです。このモニターは依存関係 (ロールアップ) モニターです。

Knowledge Base article:

概要

注: このモニターは、依存関係 (ロールアップ) モニターです。このモニターの正常性状態は、最高の状態のメンバー モニターによって判断されます。関連するユニット モニターについて詳しくは、サポート技術情報もご確認ください。

このモニターは、データベースのすべてのトランザクション ログ ファイルと関連するメディアで使用可能な領域を監視します。 ログ ファイルをホストしているメディアで使用可能な領域が、使用可能な領域の一部として扱われるのは、1 つ以上のファイルで自動拡張が有効になっている場合のみです。 このモニターは、依存関係 (ロールアップ) モニターです。

原因

異常な状態は、全ログ ファイルの空き領域が不足しているためです。空き領域の不足の原因として、次のことが考えられます。

このモニターは、各ファイルの構成に応じて、データベース内の各ログ ファイルで使用可能な領域を集計します。

自動拡張なし

自動拡張が構成されていないファイルでは、空き領域は、ファイル サイズと使用済みの領域 (ファイルに保存されたデータのサイズ) の差になります。

自動拡張有効

自動拡張を有効にすると、使用可能なディスク領域が空き領域の一部に含まれます。ファイル サイズと使用されている領域の差の他に、自動拡張が有効になっているファイルの空き領域にも、メディアの空き領域が含まれます (ただし、ファイルの最大サイズと現在のファイル サイズの差を超えることはありません)。

自動拡張するデータベース ファイルの空き領域が低下しているということは、ファイルがホストしている論理ドライブの制限に近づいている可能性があります。最大サイズを指定して自動拡張が有効にされているファイルの場合、空き領域が低下しているということは、ファイルが指定されている最大サイズに近づいていることも考えられます。

また、空き領域の計算には、ファイルの拡張手順 (MB または % 単位) がメディアで利用できる空き領域より大きい場合に、ファイルが拡張に失敗する可能性があることも考慮されています。同じロジックがファイルにも該当し、最大サイズの設定により拡張が制限されます。これらの状況では、ファイルをこれ以上拡張できないため、ディスクに残っている使用可能な空き領域は空き領域の一部に含まれません。

解決方法

この問題は、次のいずれかの方法で解決できる場合があります。

詳しくは、SQL Server オンライン ブックの「 ファイルとファイル グループのアーキテクチャ」をご覧ください。

上書き可能なパラメーター

名前

説明

既定値

アラートの優先度

アラートの優先順位を定義します。

アラートの重要度

アラートの重大度を定義します。

MatchMonitorHealth

有効

ワークフローを有効または無効にします。

はい

アラートを生成する

ワークフローがアラートを生成するかどうかを定義します。

はい

Element properties:

TargetMicrosoft.SQLServer.2016.Database
Parent MonitorMicrosoft.SQLServer.2016.Database.DBLogFileSpaceMonitor
AlgorithmBestOf
Source MonitorMicrosoft.SQLServer.2016.Monitoring.DBLogFileSpaceMonitor
RelationshipMicrosoft.SQLServer.2016.DBHostsLogFile
CategoryPerformanceHealth
EnabledTrue
Alert GenerateTrue
Alert SeverityMatchMonitorHealth
Alert PriorityNormal
Alert Auto ResolveTrue
RemotableTrue
AccessibilityPublic
Alert Message
MSSQL 2016: ログ ファイルが容量不足です
コンピューター {2} 上の SQL インスタンス {1} のデータベース {0} のログ ファイルの容量が不足しています。詳しくは、サポート情報セクションをご覧ください。

Source Code:

<DependencyMonitor ID="Microsoft.SQLServer.2016.Database.DBLogFileSpaceMonitorRollUp" Accessibility="Public" Enabled="true" Target="SQL2016Core!Microsoft.SQLServer.2016.Database" ParentMonitorID="Microsoft.SQLServer.2016.Database.DBLogFileSpaceMonitor" Remotable="true" Priority="Normal" RelationshipType="SQL2016Core!Microsoft.SQLServer.2016.DBHostsLogFile" MemberMonitor="Microsoft.SQLServer.2016.Monitoring.DBLogFileSpaceMonitor">
<Category>PerformanceHealth</Category>
<AlertSettings AlertMessage="Microsoft.SQLServer.2016.Database.DBLogFileSpaceMonitorRollUp.AlertMessageResourceID">
<AlertOnState>Warning</AlertOnState>
<AutoResolve>true</AutoResolve>
<AlertPriority>Normal</AlertPriority>
<AlertSeverity>MatchMonitorHealth</AlertSeverity>
<AlertParameters>
<AlertParameter1>$Target/Property[Type="SQL2016Core!Microsoft.SQLServer.2016.Database"]/DatabaseName$</AlertParameter1>
<AlertParameter2>$Target/Host/Property[Type="SQL2016Core!Microsoft.SQLServer.2016.ServerRole"]/InstanceName$</AlertParameter2>
<AlertParameter3>$Target/Host/Host/Property[Type="Windows!Microsoft.Windows.Computer"]/NetworkName$</AlertParameter3>
</AlertParameters>
</AlertSettings>
<Algorithm>BestOf</Algorithm>
<MemberUnAvailable>Error</MemberUnAvailable>
</DependencyMonitor>