接続要求の管理

Microsoft.Windows.Server.10.0.RemoteDesktopServices.NewUnitMonitor (UnitMonitor)

このオブジェクトは、RD 接続ブローカー サーバーが受信する接続要求を監視します。

Knowledge Base article:

概要

RD 接続ブローカーでの接続要求には、ユーザー接続要求とリダイレクト接続要求が含まれます。

解決方法

この問題を解決するには、イベント ID をチェックし、次のセクションでそのイベントのトラブルシューティング情報を確認します。

次のイベント ID の解決手順: 802、1280、1281

このエラー状態の修正方法を決定するには、イベント メッセージ テキストのエラー コード レポートを検証します。

イベント メッセージに次のエラー コードが表示される場合があります。

これらの手順を実行するには、Administrators グループのメンバーであるか、適切な権限を委任されている必要があります。

E_SB_SERVICE_STOPPING (0x88130019)

このエラー コードは、Remote Desktop Connection Broker サービスが停止していることを示します。Remote Desktop Connection Broker サービスの停止を要求していた場合、ユーザーの操作は必要ありません。Remote Desktop Connection Broker サービスが不明な理由で停止している場合は、Remote Desktop Connection Broker サービスを開始する必要があります。

Remote Desktop Connection Broker サービスを開始するには:

1. RD 接続ブローカー サーバーで、サービス スナップインを開きます。サービス スナップインを開くには、[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントして、[サービス] をクリックします。

2. [Remote Desktop Connection Broker] を右クリックし、[すべてのタスク] をポイントして、[開始] をクリックします。

E_SB_TSV_URL_NOT_PRESENT (0x8813001F)

このエラー コードは、RDP ファイルの LoadBalanceInfo 値が正しくないことを示します。

RDP ファイルの LoadBalanceInfo 値には、プロバイダー名、エンドポイントの種類、およびエンドポイントが含まれます。LoadBalanceInfo 値の形式は LoadBalanceInfo:s:tsv://<provider>.<endpoint type>.<endpoint> のフォームで、内容は以下のとおりです。

正しい形式の LoadBalanceInfo 値の例は、次のとおりです。

E_SB_WRONG_TSV_URL_FORMAT (0x8813001C)

このエラー コードは、RDP ファイルの LoadBalanceInfo 値が正しくないことを示します。

RDP ファイルの LoadBalanceInfo 値には、プロバイダー名、エンドポイントの種類、およびエンドポイントが含まれます。LoadBalanceInfo 値の形式は LoadBalanceInfo:s:tsv://<provider>.<endpoint type>.<endpoint> のフォームで、内容は以下のとおりです。

正しい形式の LoadBalanceInfo 値の例は、次のとおりです。

E_SB_UNIDENTIFIED_TARGET_TYPE (0x8813001D)

このエラー コードは、RDP ファイルに含まれる LoadBalanceInfo 値のエンドポイントの種類が正しくないことを示します。エンドポイントの種類は、1 または 2 である必要があります。

RDP ファイルの LoadBalanceInfo 値には、プロバイダー名、エンドポイントの種類、およびエンドポイントが含まれます。LoadBalanceInfo 値の形式は LoadBalanceInfo:s:tsv://<provider>.<endpoint type>.<endpoint> のフォームで、内容は以下のとおりです。

正しい形式の LoadBalanceInfo 値の例は、次のとおりです。

E_SB_UNKNOWN_RESOURCE_PLUGIN (0x88130020)

このエラー コードは、RDP ファイルに含まれる LoadBalanceInfo 値で指定されているリソース プラグインが正しくないことを示します。リソース プラグインはエンドポイントとして入力されており、RD 接続ブローカー サーバーに登録されているリソース プラグインと対応している必要があります。プラグインは、次のレジストリ パスで登録されます: HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Tssdis\Parameters\Plugins\Resource

RDP ファイルの LoadBalanceInfo 値には、プロバイダー名、エンドポイントの種類、およびエンドポイントが含まれます。LoadBalanceInfo 値の形式は LoadBalanceInfo:s:tsv://<provider>.<endpoint type>.<endpoint> のフォームで、内容は以下のとおりです。

正しい形式の LoadBalanceInfo 値の例は、次のとおりです。

E_SB_FARM_NOT_FOUND (0x88130018)

このエラー コードは、RDP ファイルに含まれる LoadBalanceInfo 値で指定されているファーム名が正しくないことを示します。ファーム名はエンドポイントとして入力し、組織内に存在するファーム名と対応している必要があります。

RDP ファイルの LoadBalanceInfo 値には、プロバイダー名、エンドポイントの種類、およびエンドポイントが含まれます。LoadBalanceInfo 値の形式は LoadBalanceInfo:s:tsv://<provider>.<endpoint type>.<endpoint> のフォームで、内容は以下のとおりです。

正しい形式の LoadBalanceInfo 値の例は、次のとおりです。

E_SB_NULL_CP_PLUGIN (0x88130022)

このエラー コードは、RDP ファイルに含まれる LoadBalanceInfo 値で指定されているリソース プラグインが正しくないことを示します。リソース プラグインはエンドポイントとして入力されており、RD 接続ブローカー サーバーに登録されているリソース プラグインと対応している必要があります。プラグインは、次のレジストリ パスで登録されます: HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Tssdis\Parameters\Plugins\Resource

RDP ファイルの LoadBalanceInfo 値には、プロバイダー名、エンドポイントの種類、およびエンドポイントが含まれます。LoadBalanceInfo 値の形式は LoadBalanceInfo:s:tsv://<provider>.<endpoint type>.<endpoint> のフォームで、内容は以下のとおりです。

正しい形式の LoadBalanceInfo 値の例は、次のとおりです。

E_SB_UNKNOWN_CP_PLUGIN (0x88130021)

このエラー コードは、リソース プラグインまたはフィルター プラグインが有効になっていないことを示します。レジストリ エディターを使用してプラグインを有効にする必要があります。

レジストリ エディターを使用してリソース プラグインまたはフィルター プラグインを有効にするには:

1. RD 接続ブローカー サーバー上で、レジストリ エディターを開きます。レジストリ エディターを開くには、[スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。

2. 「regedit.exe」と入力し、Enter キーを押します。

3. HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Tssdis\Parameters\Plugins に移動します。

4. リソース プラグインを有効にする必要がある場合は、[Resource] をクリックし、有効にするプラグインをクリックし、[IsEnabled] をダブルクリックします。[値のデータ] ボックスに 1 を入力し、[OK] をクリックします。

5.フィルター プラグインを有効にする必要がある場合は、[Filter] をクリックし、有効にするプラグインをクリックし、[IsEnabled] をダブルクリックします。[値のデータ] ボックスに 1 を入力し、[OK] をクリックします。

E_SB_WRONG_USER_DATA_FROM_PUB_SERVICE (0x8813001E)

このエラー コードは、個人用仮想デスクトップが見つからなかったことを示します。Active Directory ユーザーとコンピューターを使用して、個人用仮想デスクトップが正しく割り当てられていることを確認する必要があります。

注: この手順は、Active Directory ドメイン サービスの機能レベルが Windows Server 2008 R2 以降に設定されていることを前提としています。この機能レベルでは、Active Directory ユーザーとコンピューターの [個人用仮想デスクトップ] タブを確認することが必要です。

個人用仮想デスクトップが正しく割り当てられていることを確認します。

1. ドメイン コントローラーで、Active Directory ユーザーとコンピューターを開きます。Active Directory ユーザーとコンピューターを開くには、[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントして、[Active Directory ユーザーとコンピューター] をクリックします。

2. 個人用仮想デスクトップが割り当てられているユーザー アカウント オブジェクトに移動します。

3. ユーザー アカウント オブジェクトを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

4. [個人用仮想デスクトップ] タブをクリックします。

5. [このユーザーに個人用仮想デスクトップを割り当てる] チェック ボックスがオンになっていることを確認します。

6. [コンピューター名] ボックスで、コンピューター名が正しい個人用仮想デスクトップを示していることを確認します。

7. 個人用仮想デスクトップが正しく構成されている場合は、仮想マシンがファームの一部でないことを確認する必要があります。

E_SB_NO_RESOURCE_PLUGIN (0x88130012)

このエラー コードは、RDP ファイルに含まれる LoadBalanceInfo 値で指定されているリソース プラグインが正しくないことを示します。リソース プラグインはエンドポイントとして入力されており、RD 接続ブローカー サーバーに登録されているリソース プラグインと対応している必要があります。プラグインは、次のレジストリ パスで登録されます: HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Tssdis\Parameters\Plugins\Resource

RDP ファイルの LoadBalanceInfo 値には、プロバイダー名、エンドポイントの種類、およびエンドポイントが含まれます。LoadBalanceInfo 値の形式は LoadBalanceInfo:s:tsv://<provider>.<endpoint type>.<endpoint> のフォームで、内容は以下のとおりです。

正しい形式の LoadBalanceInfo 値の例は、次のとおりです。

E_SB_TARGET_IN_DIFFERENT_FARM (0x8813001A)

このエラー コードは、RDP ファイルに含まれる LoadBalanceInfo 値で指定されているファーム名が、サーバーが参加しているファームと一致しないことを示します。ファーム名はエンドポイントとして入力し、組織内に存在するファーム名と対応している必要があります。

RDP ファイルの LoadBalanceInfo 値には、プロバイダー名、エンドポイントの種類、およびエンドポイントが含まれます。LoadBalanceInfo 値の形式は LoadBalanceInfo:s:tsv://<provider>.<endpoint type>.<endpoint> のフォームで、内容は以下のとおりです。

正しい形式の LoadBalanceInfo 値の例は、次のとおりです。

E_SB_VM_WAKE_FAILED (0x88130016)

このエラー コードは、RD 接続ブローカー サーバーが仮想マシンを復帰させることができなかったことを示します。このエラー コードの詳細については、イベント ビューアーのログを検証して次のイベント メッセージを検索してください。

イベント ビューアーを開くには:

1. RD 仮想化ホスト サーバーで、[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントして、[イベント ビューアー] をクリックします。

2. イベント ビューアーのコンソール ツリーで、アプリケーションとサービス ログ\Microsoft\Windows\Microsoft-Windows-TerminalServices-TSV-VmHostAgent に移動し、イベント ID 4869 の Source Microsoft-Windows-TerminalServices-TSV-VmHostAgent を検索します。

E_SB_VM_BOOT_FAILED (0x88130017)

このエラー コードは、RD 接続ブローカー サーバーが仮想マシンを起動できなかったことを示します。このエラー コードの詳細については、イベント ビューアーのログを検証して次のイベント メッセージを検索してください。

イベント ビューアーを開くには:

1. RD 仮想化ホスト サーバーで、[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントして、[イベント ビューアー] をクリックします。

2. イベント ビューアーのコンソール ツリーで、アプリケーションとサービス ログ\Microsoft\Windows\Microsoft-Windows-TerminalServices-TSV-VmHostAgent に移動し、イベント ID 12801 の Source Microsoft-Windows-TerminalServices-TSV-VmHostAgent を検索します。

E_SB_NO_TARGET_IP_ADDRESS (0x88130014)

このエラー コードは、仮想マシンの調整時に Microsoft 以外のリソース プラグインが有効な IP アドレスを返さなかったことを示します。トラブルシューティングの詳細については、Microsoft 以外のリソース プラグインの製造元にお問い合わせください。

次のイベント ID の解決手順: 1022

この問題を解決するには、RD セッション ホスト サーバー ファームにある Windows Server 2008 ベースのターミナル サーバーまたは Windows Server 2008 R2 ベースのリモート デスクトップ セッション ホスト (RD セッション ホスト) サーバーで、リダイレクトに複数の IP アドレスを使用することを再検討してください。この RD セッション ホスト サーバー ファームは Windows Server 2003 ターミナル サーバー、および Windows Server 2008 ターミナル サーバーまたは Windows Server 2008 R2 RD セッション ホスト サーバーのいずれかで構成されます。

Windows Server 2003 ベースのターミナル サーバーは、リダイレクト用に複数の IP アドレスが構成されている Windows Server 2008 ベースのターミナル サーバーまたは Windows Server 2008 R2 ベースの RD セッション ホスト サーバーにユーザーをリダイレクトできません。これは、Windows Server 2003 ベースのターミナル サーバーが複数の IP アドレスのリダイレクトをサポートしていないためです。

この手順を実行するには、ローカルの Administrators グループのメンバーであるか、適切な権限を委任されている必要があります。

リダイレクトを使用するように IP アドレスを構成するには:

1. RD セッション ホスト サーバーで、リモート デスクトップ セッション ホストの構成を開きます。リモート デスクトップ セッション ホストの構成を開くには、[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール][リモート デスクトップ サービス] の順にポイントし、[リモート デスクトップ セッション ホストの構成] をクリックします。

2. [ユーザー アカウント制御] ダイアログ ボックスが表示されたら、表示された操作が正しいことを確認し、[はい] をクリックします。

3. [RD 接続ブローカー] の下で、[RD 接続ブローカー内のファームのメンバー] をダブルクリックします。

4. [RD 接続ブローカー] タブの [再接続に使用する IP アドレスを選択] の下で、使用する単一の IP アドレスの横にあるチェック ボックスをオンにします。

5. [OK] をクリックして [プロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。

次のイベント ID の解決手順: 771

この問題は、RD 接続ブローカー データベースから仮想デスクトップを削除できないことが原因で発生します。仮想デスクトップが RD 接続ブローカー データベースから仮想デスクトップ自体を削除しようとしない場合は、すでに削除済みであるためユーザーの操作は必要ありません。

次のイベント ID の解決手順: 899

RD 接続ブローカーの作業ディレクトリは、レジストリ エディターを使用して構成します。

この手順を実行するには、ローカルの Administrators グループのメンバーであるか、適切な権限を委任されている必要があります。

RD 接続ブローカーの作業ディレクトリを変更するには:

1. RD 接続ブローカー サーバー上で、レジストリ エディターを開きます。レジストリ エディターを開くには、[スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックし、「regedit.exe」と入力して、[OK] をクリックします。

2. HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Tssdis\Parameters に移動します。

3. [WorkingDirectory] をダブルクリックします。

4. [値のデータ] ボックスに RD 接続ブローカーの作業ディレクトリのパスを入力し、[OK] をクリックします。

5.レジストリ エディターを閉じます。

次のイベント ID 896 の解決手順

この問題を解決するには、次のいずれかまたは両方を実行します。

これらのタスクを実行するには、次のセクションを参考にしてください。

RD 接続ブローカー ログ ファイルは %windir%\system32\tssesdir フォルダーに配置されます (%windir% は Windows オペレーティング システムがインストールされているフォルダーです)。

開いている RD 接続ブローカー ログ ファイルを閉じる

開いているログ ファイルがある場合、そのファイルを閉じてから Remote Desktop Connection Broker サービスを開始します。Remote Desktop Connection Broker サービスを開始する方法については、「Remote Desktop Connection Broker サービスを開始する」セクションを参照してください。

RD 接続ブローカー ログ ファイルが読み取り専用に設定されていないことを確認する

ログ ファイルが開いていない場合、またはファイルを閉じても問題が引き続き発生する場合、ログ ファイルが読み取り専用に設定されていないことを確認してから Remote Desktop Connection Broker サービスを開始します。

この手順を実行するには、ローカルの Administrators グループのメンバーであるか、適切な権限を委任されている必要があります。

ログ ファイルの読み取り専用属性を確認するには:

1. RD 接続ブローカー サーバーで、[スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。次に、「%windir%\system32\tssesdir」と入力し、[OK] をクリックします。

2. 各ファイルで、次の操作を実行します。

各ログ ファイルの読み取り専用属性を確認した後、Remote Desktop Connection Broker サービスを開始します。

Remote Desktop Connection Broker サービスを開始する

この手順を実行するには、ローカルの Administrators グループのメンバーであるか、適切な権限を委任されている必要があります。

Remote Desktop Connection Broker サービスを開始するには:

1. RD 接続ブローカー サーバーで、サービス コンソールを開きます。サービス コンソールを開くには、[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントして、[サービス] をクリックします。

2. [ユーザー アカウント制御] ダイアログ ボックスが表示されたら、表示された操作が正しいことを確認し、[はい] をクリックします。

3. [サービス] ウィンドウで、[Remote Desktop Connection Broker] を右クリックし、[開始] をクリックします。

4. Remote Desktop Connection Broker サービスの [状態] 列に「開始」と表示されていることを確認します。

次のイベント ID の解決手順: 1298、1297

この問題を解決するには、次の手順を実行します。

これらの手順を実行するには、Administrators グループのメンバーであるか、適切な権限を委任されている必要があります。

Virtual Machine Manager Remote Desktop Server サービスを開始する

Virtual Machine Manager Remote Desktop Server サービスは、Virtual Machine Manager で RD 接続ブローカー サーバーと相互作用して開始される必要があります。

Virtual Machine Manager Remote Desktop Server を開始するには:

1. Virtual Machine Manager サーバーで、サービス コンソールを開きます。サービス コンソールを開くには、[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントして、[サービス] をクリックします。

2. [Virtual Machine Manager Remote Desktop Server] サービスの [状態] 列に「開始」と表示されていない場合は、[Virtual Machine Manager Remote Desktop Server] を右クリックし、[すべてのタスク] をポイントして、[開始] をクリックします。

3. それでも問題が解決しない場合は、「Windows ファイアウォールで TCP 8101 を許可する」のセクションの手順を使用します。

Windows ファイアウォールで TCP ポート 8101 を許可する

Virtual Machine Manager は、RD 接続ブローカー サーバーとの通信に TCP ポート 8101 を使用します。

TCP 8101 を Windows ファイアウォールを通じて許可するには:

1. Virtual Machine Manager サーバーで、Windows ファイアウォールを開きます。Windows ファイアウォールを開くには、[スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をクリックします。

2. [システムとセキュリティ] をクリックし、[Windows ファイアウォール] をクリックします。

3. [Windows ファイアウォールを介したプログラムまたは機能を許可する] をクリックします。

4. VMM RDV サーバーが表示されていることを確認します。VMM RDV サーバーが表示されていない場合、管理者特権があるコマンド プロンプトでコマンド netsh advfirewall firewall add rule name ="VMM RDV Server" dir=in action=allow protocol=TCP localport=8101 profile=any を実行し、Enter キーを押します。

5. それでも問題が解決しない場合は、「Virtual Machine Manager に仮想マシンが表示されていることを確認する」のセクションの手順を使用します。

Virtual Machine Manager に仮想マシンが表示されていることを確認する

仮想マシンが RD 接続ブローカー サーバーで使用できるためには、Virtual Machine Manager に表示されている必要があります。

Virtual Machine Manager に仮想マシンが表示されていることを確認するには:

1. Virtual Machine Manager サーバーで、Virtual Machine Manager 管理者コンソールを開きます。

2. [仮想マシン] をクリックします。

3. 仮想マシンが一覧に表示されていることを確認します。

4. それでもこの問題が解決しない場合は、「仮想マシンが受付可能な状態であることを確認する」のセクションの手順を使用します。

仮想マシンが受付可能な状態であることを確認する

各仮想マシンは、RD 接続ブローカー サーバーと通信できるよう、受付可能な状態である必要があります。受付可能な状態は [実行]、[保存完了]、[停止]、または [保存] です。

仮想マシンが受付可能な状態であることを確認するには:

1. Virtual Machine Manager サーバーで、Virtual Machine Manager 管理者コンソールを開きます。

2. [仮想マシン] をクリックします。

3. 該当する仮想マシンを探します。

4. [状態] 列に [実行][保存完了][停止]、または [保存] が表示されていることを確認します。

5. それでもこの問題が解決しない場合は、「仮想マシンを起動できることを確認する」のセクションの手順を使用します。

仮想マシンを起動できることを確認する

非クラスター化リモート デスクトップ サービス環境では、仮想マシンを起動できる必要があります。

仮想マシンを起動できることを確認するには:

1. Virtual Machine Manager サーバーで、Virtual Machine Manager 管理者コンソールを開きます。

2. [仮想マシン] をクリックします。

3. 該当する仮想マシンを右クリックし、[開始] をクリックします。

4. それでもこの問題が解決しない場合は、「RD 接続ブローカーのコンピューター アカウントを管理者ユーザー ロールに追加する」のセクションの手順を使用します。

RD 接続ブローカーのコンピューター アカウントを管理者ユーザー ロールに追加する

RD 接続ブローカーのコンピューター アカウントは、Virtual Machine Manager 管理者コンソールを使用して管理者ユーザー ロールに追加されます。

RD 接続ブローカーのコンピューター アカウントを管理者ユーザー ロールに追加するには:

1. Virtual Machine Manager サーバーで、Virtual Machine Manager 管理者コンソールを開きます。

2. [管理] をクリックし、[ユーザー ロール] をクリックします。

3. [管理者ユーザー ロール] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

4. [メンバー] タブをクリックし、[追加] をクリックします。

5. [ユーザー、コンピューター、またはグループの選択] ダイアログ ボックスの [選択するオブジェクト名を入力してください] ボックスに RD 接続ブローカー サーバーの名前を入力し、[OK] をクリックします。

6. [OK] をクリックして [管理者のユーザー ロール プロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。

7. それでもこの問題が解決しない場合は、「RD 接続ブローカーのコンピューター アカウントが、ホスト グループに対する代理管理者であることを確認する」のセクションの手順を使用します。

RD 接続ブローカーのコンピューター アカウントが、ホスト グループに対する代理管理者であることを確認する

RD 接続ブローカーのコンピューター アカウントは、ホスト グループに対する代理管理者である必要があります。これは、Virtual Machine Manager 管理者コンソールを使用して実行されます。

RD 接続ブローカーのコンピューター アカウントが、ホスト グループに対する代理管理者であることを確認するには:

1. Virtual Machine Manager サーバーで、Virtual Machine Manager 管理者コンソールを開きます。

2. [管理] をクリックし、[ユーザー ロール] をクリックします。

3. 適切なユーザー ロールが存在することを確認します。ユーザー ロールが存在しない場合は、このセクションの「新しいユーザー ロールを作成する」の手順を使用します。

Virtual Machine Manager 管理者コンソールを使用して新しいユーザー ロールを作成できます。

新しいユーザー ロールを作成するには次の手順を実行します。

1. Virtual Machine Manager サーバーで、Virtual Machine Manager 管理者コンソールを開きます。

2. [管理] をクリックし、[ユーザー ロール] をクリックします。

3. [新しいユーザー ロール] をクリックします。

4. [ユーザー ロール名] ボックスにユーザー ロールの名前を入力します。

5. [ユーザー ロール プロファイル] ボックスで、[代理管理者] をクリックします。

6. [次へ] をクリックします。

7. [ユーザー ロールのメンバー] の下にある [追加] をクリックして、新しいユーザー アカウントを追加します。

8. [ユーザー、コンピューター、またはグループの選択] ダイアログ ボックスの [選択するオブジェクト名を入力してください] ボックスにユーザー アカウントを入力し、[OK] をクリックします。

9. [次へ] をクリックします。

10. 該当するホスト グループの横にあるチェック ボックスをオンにし、[次へ] をクリックします。

11. [作成] をクリックします。

次のイベント ID の解決手順: 945

この問題は、ファーム内の構成エラーが原因である可能性があります。ファームの構成が正しいことを確認してやり直してください。

次のイベント ID の解決手順: 804、1282

この問題を解決するには、次の手順を実行します。

1. RemoteApp and Desktop Connection Management サービスを開始します。

2. Active Directory ユーザーとコンピューターを使用して、個人用仮想デスクトップが割り当てられていることを確認します。

3. 仮想マシン名がゲスト オペレーティング システムの完全修飾ドメイン名と同じであることを確認します。

これらの手順を実行するには、Administrators グループのメンバーであるか、適切な権限を委任されている必要があります。

RemoteApp and Desktop Connection Management サービスの開始

ユーザーが自分に割り当てられている個人用仮想デスクトップに接続できるよう、RemoteApp and Desktop Connection Management サービスが RD 接続ブローカー サーバー上で開始されている必要があります。

RemoteApp and Desktop Connection Management サービスを開始するには:

1. RD 接続ブローカー サーバーで、サービス コンソールを起動します。 サービス コンソールを起動するには、[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントして、[サービス] をクリックします。

2. [RemoteApp and Desktop Connection Management] を右クリックし、[すべてのタスク] をポイントして、[開始] をクリックします。

3. サービスがすでに開始されている場合は、「Active Directory ユーザーとコンピューターを使用して、個人用仮想デスクトップが割り当てされていることを確認する」のセクションの手順に従います。

Active Directory ユーザーとコンピューターを使用して、個人用仮想デスクトップが割り当てられていることを確認する

Active Directory ユーザーとコンピューターのユーザー アカウントの [プロパティ] ダイアログ ボックスを使用して、個人用仮想デスクトップをユーザーに割り当てることができます。

注: ユーザー アカウントの [プロパティ] ダイアログ ボックスで [個人用仮想デスクトップ] タブを表示するには、ドメインの機能レベルが Windows Server 2008 R2 である必要があります。機能レベルが Windows Server 2008 である場合、Active Directory ユーザーとコンピューターを使用することはできません。

Active Directory ユーザーとコンピューターを使用して個人用仮想デスクトップが割り当てられていることを確認するには:

1. ドメイン コントローラーで、Active Directory ユーザーとコンピューターを開きます。Active Directory ユーザーとコンピューターを開くには、[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントして、[Active Directory ユーザーとコンピューター] をクリックします。

2. 目的のユーザー アカウント オブジェクトに移動して右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

3. [個人用仮想デスクトップ] タブをクリックします。

4. [このユーザーに個人用仮想デスクトップを割り当てる] チェック ボックスがオンになっていることを確認します。

5. [コンピューター名] ボックスで、コンピューター名が、個人用仮想デスクトップとして割り当てられている仮想マシンの完全修飾ドメイン名と一致していることを確認します。

6. 個人用仮想デスクトップが既に割り当てられている場合は、「仮想マシン名がゲスト オペレーティング システムの完全修飾ドメイン名と同じであることを確認する」のセクションの手順に従います。

仮想マシン名がゲスト オペレーティング システムの完全修飾ドメイン名と同じであることを確認する

個人用仮想デスクトップの完全修飾ドメイン名は、仮想マシン名と一致する必要があります。この名前は、Hyper-V マネージャーを使用して変更できます。

仮想マシン名がゲスト オペレーティング システムの完全修飾ドメイン名と同じであることを確認するには:

1. RD 仮想化ホスト サーバーで、Hyper-V マネージャーを開きます。Hyper-V マネージャーを開くには、[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントして、[Hyper-V マネージャー] をクリックします。

2. [仮想マシン] の下で、個人用仮想デスクトップとして割り当てられている仮想マシンを右クリックし、[設定] をクリックします。

3. [管理] 見出しの下にある [名前] をクリックします。

4. [この仮想マシンの名前は編集できます] ボックスで、仮想マシンの名前が個人用仮想デスクトップの完全修飾ドメイン名と一致していることを確認します。

次のイベント ID の解決手順: 785、770

この問題は、Microsoft 以外のプラグインの問題のために発生する可能性があります。Microsoft 以外のプラグインの製造元に問い合わせる必要があります。

Element properties:

TargetMicrosoft.Windows.Server.10.0.RemoteDesktopServicesRole.Service.RDConnectionBroker
Parent MonitorSystem.Health.AvailabilityState
CategoryCustom
EnabledTrue
Alert GenerateTrue
Alert SeverityMatchMonitorHealth
Alert PriorityHigh
Alert Auto ResolveTrue
Monitor TypeMicrosoft.Windows.2SingleEventLogManualReset3StateMonitorType
RemotableTrue
AccessibilityPublic
Alert Message
接続要求の管理の警告
イベント ID: {0} -- 説明: {1}
RunAsDefault

Source Code:

<UnitMonitor ID="Microsoft.Windows.Server.10.0.RemoteDesktopServices.NewUnitMonitor" Accessibility="Public" Enabled="true" Target="Microsoft.Windows.Server.10.0.RemoteDesktopServicesRole.Service.RDConnectionBroker" ParentMonitorID="SystemHealth!System.Health.AvailabilityState" Remotable="true" Priority="Normal" TypeID="Windows!Microsoft.Windows.2SingleEventLogManualReset3StateMonitorType" ConfirmDelivery="true">
<Category>Custom</Category>
<AlertSettings AlertMessage="Microsoft.Windows.Server.10.0.RemoteDesktopServices.NewUnitMonitor_AlertMessageResourceID">
<AlertOnState>Warning</AlertOnState>
<AutoResolve>true</AutoResolve>
<AlertPriority>High</AlertPriority>
<AlertSeverity>MatchMonitorHealth</AlertSeverity>
<AlertParameters>
<AlertParameter1>$Data/Context/EventDisplayNumber$</AlertParameter1>
<AlertParameter2>$Data/Context/EventDescription$</AlertParameter2>
</AlertParameters>
</AlertSettings>
<OperationalStates>
<OperationalState ID="UIGeneratedOpStateIdec0fc78be74e48bcaf3dd1e1a0020ed1" MonitorTypeStateID="ManualResetEventRaised" HealthState="Success"/>
<OperationalState ID="UIGeneratedOpStateId5705f43ac1ae40ecb18b52e05c73ebeb" MonitorTypeStateID="SecondEventRaised" HealthState="Warning"/>
<OperationalState ID="UIGeneratedOpStateId26c86031da8d4fb8beb0cb502e87c54e" MonitorTypeStateID="FirstEventRaised" HealthState="Error"/>
</OperationalStates>
<Configuration>
<FirstComputerName>$Target/Host/Host/Property[Type="Windows!Microsoft.Windows.Computer"]/NetworkName$</FirstComputerName>
<FirstLogName>Microsoft-Windows-TerminalServices-SessionBroker/Operational</FirstLogName>
<FirstExpression>
<And>
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<SimpleExpression>
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<XPathQuery Type="String">Channel</XPathQuery>
</ValueExpression>
<Operator>Equal</Operator>
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<Value Type="String">Microsoft-Windows-TerminalServices-SessionBroker/Operational</Value>
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<Or>
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<XPathQuery Type="UnsignedInteger">EventDisplayNumber</XPathQuery>
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<Operator>Equal</Operator>
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<Value Type="UnsignedInteger">1298</Value>
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</Expression>
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<SimpleExpression>
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<XPathQuery Type="UnsignedInteger">EventDisplayNumber</XPathQuery>
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<Operator>Equal</Operator>
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<Value Type="UnsignedInteger">1297</Value>
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<SimpleExpression>
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<XPathQuery Type="UnsignedInteger">EventDisplayNumber</XPathQuery>
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<Operator>Equal</Operator>
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<Value Type="UnsignedInteger">1281</Value>
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</Expression>
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<SimpleExpression>
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<XPathQuery Type="UnsignedInteger">EventDisplayNumber</XPathQuery>
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<Operator>Equal</Operator>
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<Value Type="UnsignedInteger">1280</Value>
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</Expression>
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<SimpleExpression>
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<XPathQuery Type="UnsignedInteger">EventDisplayNumber</XPathQuery>
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<Operator>Equal</Operator>
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<Value Type="UnsignedInteger">1282</Value>
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<XPathQuery Type="UnsignedInteger">EventDisplayNumber</XPathQuery>
</ValueExpression>
<Operator>Equal</Operator>
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<Value Type="UnsignedInteger">945</Value>
</ValueExpression>
</SimpleExpression>
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